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ヒヤリハットとハインリッヒの法則
レジリエンスエンジニアリングとSafety-Ⅱの話題の途中ですが、その後半はまた後日へ回すことにして、ここでは一旦、ヒヤリハットとハインリッヒの法則について触れさせていただきます。 「ヒヤリハット」という用語が用いられるようになったのは、いつ頃なのかわかりませんが、私が社会...

代表 榎本敬二
2022年10月30日読了時間: 5分


レジリエンスエンジニアリングとSafety-Ⅱ
野球など得点を競うスポーツの試合で勝つためには、点を取られない(与えない)ようにするとともに、点を取らなければなりません。失点は望ましくないことで、得点は望ましいことです。また、プロであってもエラーはしますから、たとえば内野手がエラーをしても外野手がカバーすることで失点を抑...

代表 榎本敬二
2022年10月10日読了時間: 3分


レジリエンスエンジニアリングー2
事故が起きてから再発防止を考えるという『墓石安全』の取り組み姿勢では、結局、モグラたたきになってしまいます。そこで、次に取り入れられたのが『未然防止』、すなわち事故を予測し、事故が起きないように先手を打とうという向き合い方です。事故を未然に防止すると言っても、そんなに簡単な...

代表 榎本敬二
2022年10月1日読了時間: 3分


レジリエンスエンジニアリングー1
レジリンスエンジニアリングの提唱者、エリック・ホルナゲル氏は、2004年10月にスウェーデンのある町で開催されたエキパート会合でレジリエンスエンジニアリングが誕生したと述べています。2022年の今年で18年を迎えることになります。私がレジリエンスエンジニアリングに感心を持っ...

代表 榎本敬二
2022年9月26日読了時間: 3分


台風から発電所を守る
本日(2022年9月19日)、最強クラスの台風14号が九州、中国地方で猛威を振るっています。甚大な被害が出ないことを祈ります。 この物語の最終章は「台風から発電所を守る」です。このブログは、なるべく章立てに沿って解説を進めていきたいと考えていますので、台風の話題はもう少し先...

代表 榎本敬二
2022年9月19日読了時間: 3分


日本航空123便事故
8月のお盆の時期を迎えると、あの事故のことを思い出してしまいます。 1985年8月12日、羽田発大阪行きの日本航空123便(B747SR-100)が、群馬・長野両県境付近にある御巣鷹山に墜落し、乗員・乗客520名が死亡し、4名が重傷を負うという、世界の航空史上において単独機...

代表 榎本敬二
2022年8月16日読了時間: 3分


CRM-2(ジョハリの窓)
「自分は理想的なマネジメントを行っていると自負していても、それは独りよがりであって、周囲は別の見方をしていることが多い」前回のブログはこのような記述で締めくくりました。 人は自分のことをよく知っているようで、実は知らないことも多いわけです。一方で、人は相手のことを、先ずは見...

代表 榎本敬二
2022年8月13日読了時間: 3分


川崎汽船研修所「事故事例研修」-2
ヒヤリハットの報告・活用の制度はさまざまな産業の現場で運用されています。『ストーリーで学ぶ安全マネジメント』の中では、主人公の安田専一が従前から運用されていた制度を、「ヒヤリハットは事故の芽ではく良好事例である」というSafety-Ⅱの考え方に基づきリメイクを行いました。ま...

代表 榎本敬二
2022年8月3日読了時間: 3分


川崎汽船研修所「事故事例研修」-1(Ⅰ船長との出会い)
まずは、川崎汽船研修所のI船長との出会いについてご紹介したいと思います。8年ほど前のことになりますが、当時私が課長として勤務していた発電所でヒューマンエラーが発生しました。その再発防止対策について検討しているなかで、当該制御室の責任者のひとり、Nさんが「今回のトラブルの背景...

代表 榎本敬二
2022年7月10日読了時間: 3分


CRM(クルー・リソース・マネジメント)-1
「異業種交流安全研究会のなりたち」でご紹介したとおり、この研究会の初期のメンバーは「CRM」によってつながることができました。 1950年代、民間航空が発展を始めた頃の航空機事故は、100万フライトあたり10件を超える全損事故が発生していました。当時の事故原因のほとんどは航...

代表 榎本敬二
2022年6月12日読了時間: 3分


異業種交流安全研究会
異業種交流安全研究会のなりたちについては、4月24日のブログでご紹介させていただきました。福知山線脱線事故がきっかけとなり、2005年6月に「鉄道安全研究会」としてメンバー数人で発足し、その後、航空界のメンバーが参加したことにより、「航空安全研究会」と並立するかたちをとりま...

代表 榎本敬二
2022年6月2日読了時間: 3分


制御盤の警報窓とクリスマスツリー現象
冒頭のシミュレーター訓練の場面では、制御盤の上部にズラリと並べられた警報窓の数か所が同時に点灯を始めます。しかし、近年の火力発電所では、制御盤そのものが縮小され、制御卓へ、そしてさらにはデスクトップPCが数台置かれただけのタイプへと簡素化されています。このため、警報窓がズラ...

代表 榎本敬二
2022年5月14日読了時間: 2分


『命を支える現場力』2部作
異業種交流 安全研究会が出版した本です。研究会のメンバーの学びや気づき、自分たちの経験などをもとに、悲惨な事故を1つでも減らしたいという思いを込めて、2部作にまとめました。 1作目の『命を支える現場力』は、コミュニケーションをテーマとしています。...

代表 榎本敬二
2022年4月24日読了時間: 1分
異業種交流 安全研究会のなりたち
異業種交流 安全研究会(当初は鉄道安全研究会)は、2005年4月25日に発生したJR西日本福知山線列車事故がきっかけとなり、当日JR東日本で運転士をしていた、西村司さんによって立ち上げられました。 あの事故からまもなく17年が経とうとしています。...

代表 榎本敬二
2022年4月24日読了時間: 2分
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