千世
物語のなかでは居酒屋のシーンが何度も出てきますが、そのなかで、店名を記載したのは『粋酔』(すいすい)と『千世』(ちよ)の2軒です。どちらも私がお世話になっているお店をモデルにしていますが、『粋酔』は架空の店名であるのに対し、『千世』は勝手ながら実店舗名を使わせていただきまし...
社会の安全・安心を高めるための人材ネットワーク
このホームページ(安全安心つなぐ研究舎)の関連図書・推薦図書のコーナーで『玩プー』という小説を紹介していますが、表紙にかわいいトイプードルの写真が使われていますので、ヒューマンエラー防止や産業安全、危機管理に関係する本なの?と疑問を持たれる方もおられると思います。この本の表...
物語のなかで主人公の専一がヒューマンエラーが関わるトラブルが起きた時の調査・分析手法について調べていたところ、定期点検で停止している2号機の操作を行うべきところ、間違えて運転中の1号機の操作してしまい、1号機が非常停止するトラブルが発生しました。専一はこのトラブルの分析を行...
そろそろ「安全文化」から次の話題へ移りたいとことですが、もうしばらくお付き合いください。今回は「組織事故」と「安全文化を構成する4要素」についてです。 物語のなかで、ジェームズ・リーズンが著した『組織事故』という本のお話しが出てきます。新ヒヤリハット活用制度の運用開始から3...
前回は、『現場実務者の安全マネジメント』(異業種交流安全研究会で海文堂さんから出版させていただいた2冊目の本)で紹介している電力中央研究所が開発した安全診断システムと、そのシステムを元に開発・改良され、現在でも使われている診断システムを次の機会にご紹介したいと締めくくりまし...
「安全文化」という用語は、今日では社会一般に普及しており、標語、ポスターなどでも使われていますし、私たちも安全を議論する際によく使っています。物語のなかでは、運転第一課長の鬼怒原(きぬはら)が、ジェームズ・リーズンが著した『組織事故』から引用して、組織の安全文化を構成する要...
物語のなかで、主人公の安田専一はレジリエンスエンジニアリングとSafety-Ⅱについて学びます。Safety-Ⅱは新しい安全の捉え方ですが、従来のSafety-Ⅰの取り組みからは卒業してSafety-Ⅱの取り組みに切り替えるのではなく、従来のリスクアセスメント、TBM-KY...
物語では、主人公の専一が課題を抱えながらも新ヒヤリハット活用制度の運用をスタートさせます。当初は報告件数が伸びずに苦戦しましたが、3カ月を過ぎた頃、保全部と請負者からの報告件数が増えてきました。そして、その理由として、電気課長の平田から、保全部長の原田が専一のフォロワーにな...
物語の中でラジオ体操の話題が出てきます。主人公の専一が安全担当になり、朝のラジオ体操を熱心に行った結果、新ヒヤリハット活用制度の導入にあたって抵抗勢力と考えられていた保全部長が、専一のよきフォロワーになったというストーリーでした。専一はラジオ体操を始めた理由として、すべった...
物語のなかで、主人公の安田専一は、レジリエンスエンジニアリングを踏まえた新たなヒヤリハット活用制度の導入に取り組みます。「ヒヤリハットは事故の芽ではなくグッドジョブである」という考え方に基づく制度ですが、発電所の幹部会でこの制度について侃々諤々の議論が展開されました。その中...
物語のなかで、主人公の安田専一は、異業種交流安全研究会の勉強会で同研究会の顧問を務める岩橋からレジリエンスエンジニアリングについて学びます。この時、岩橋は「ヒヤリハットは事故の芽じゃない、天使からの贈り物だ」として、ヒヤリハットは事故を未然に防止したグッドジョブだと説明しま...