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日食ツアーのつづき

執筆者の写真: 代表 榎本敬二代表 榎本敬二


今回参加した日食ツアーでは、ヒューストンにあるNASAの宇宙センター(ジョンソン宇宙センターのビジターセンター)の見学も組まれていました。アポロ計画で使用されたサターンⅤ型ロケットや、実際に運用されていたミッションコントロールセンター、B747ジャンボ機に乗ったスパースシャトルなどを見学することができました。ここも一度は訪れてみたい場所でした。 サターンⅤ型ロケットは1967から1973にかけて使用されたロケットですから、今から57年も前のものです。日本のHⅡロケットは工場を見学させていただいた際に少し離れたところから見させていただいたことがありますが、サターンⅤ型は間近で見るとその大きさ、迫力に圧倒されます。こんなにも巨大なものが本当に飛んだのか!?と、約60年近く前の技術に驚かされます。

ミッションコントロールセンターの指令卓は、モニター自体は現代のものに更新されていると思われますが、それ以外は当時のそのままの状況が保存されています。コンピュータがまだ黎明期にあった時代であり、アポロ計画に使われたコンピュータは任天堂のファミコンの2個分の計算速度しかなかったとも言われています。あれから約60年、宇宙へは次々と人工衛星が打ち上げられ、私たちの生活にも役立てられています(天体写真と撮影する私にとっては、少々邪魔な存在でもありますが)が、アポロ計画から比べると、技術の進歩に対して人間の魂を大きく揺さぶるほどの進展がないようにようにも思えます。(勿論、大きいものを打ち上げれば良いというものではありませんが) 宇宙センター入口の壁面には、Back tо the Moonと大きく書かれていました。現在、アルテミス計画が進行中ですが、人類が再び月に降り立つ瞬間を見ることができるのは、そんなに遠い未来の話しではなさそうです。



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